口から十分な栄養をとることが難しい方でも、住み慣れたご自宅で栄養管理を続けられる「在宅中心静脈栄養法(HPN)」。ゆずの木ホームクリニックでは、携帯型の汎用輸液ポンプ「カフティーポンプS」を用いて、通院や入院に頼らず、ご自宅での療養生活を支えるお手伝いをしています。今回は、カフティーポンプSを使った在宅中心静脈栄養について、わかりやすくご紹介します。
ゆずの木ホームクリニックより
「自宅での医療的なケアは大丈夫だろうか」「機械の操作が難しそう」——ご本人やご家族が不安に感じられるのは、当然のことだと思います。カフティーポンプSは、そうした不安をできるだけ小さくできるよう作られた機器です。私たち訪問診療・訪問看護のスタッフも、装着から日々の管理まで丁寧にサポートいたします。どうぞ一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。
在宅中心静脈栄養法(HPN)とは
病気や治療の影響で食事から十分な栄養がとれない場合に、鎖骨の下の血管などから体の中心に近い太い静脈(中心静脈)にやわらかい管(カテーテル)を留置し、必要な栄養を含んだ輸液を点滴で補う方法です。入院しなくても、ご自宅で治療を継続しながら、ご家族との時間や普段の暮らしを大切にしていただけます。

携帯型HPNポンプ「カフティーポンプS」の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 電池・AC電源の両対応 | ご自宅ではAC電源、外出時は充電池で使用可能。専用充電器で満充電まで約4時間40分です。 |
| かんたん操作 | 高齢の方でも扱いやすいよう、開始・停止のボタンや輸液セットの装着がわかりやすく設計されています。 |
| 音声ガイダンス | 閉塞や空液などのトラブル時には、対処方法を音声でご案内。落ち着いて対応いただけます。 |
| 持ち運びやすさ | 専用キャリーバッグやジャケットを使えば、通院や外出時も点滴を続けたまま行動できます。 |
ご自宅で安心して療養いただくために
訪問診療・訪問看護のスタッフが定期的にご自宅へ伺い、カテーテルの状態やポンプの動作を確認します。体調の変化や機器のトラブルが起きたときも、電話でいつでもご相談いただける体制を整えていますので、ご本人・ご家族だけで対応する必要はありません。日常生活を続けながら、無理のない形で治療を続けていただけるよう、私たちが伴走します。
ご家庭でお願いしたいこと(感染予防のために)
- 輸液バッグの交換やライン操作の前後は、石けんでの手洗い・消毒を徹底してください。
- カテーテルの接続部(ハブ)に直接触れる前は、必ず消毒を行ってください。
- 刺入部の発赤・腫れ・痛みや、発熱などいつもと違う様子があれば、早めにご連絡ください。
- 操作方法に不安があるときは、遠慮なく訪問看護師・スタッフにお尋ねください。
ご不安なこと、気になることがあれば
カフティーポンプSの操作方法や在宅中心静脈栄養についてのご相談、導入をご検討中の方のお問い合わせも承っております。ご本人・ご家族どなたからでも、お気軽にお電話ください。
在宅医療専用ダイアル:0267-74-1018
本記事はゆずの木ホームクリニックが患者様・ご家族への一般的なご案内を目的として作成したものです。カフティーポンプSの詳しい使用方法・注意事項は、製造販売元の「ご使用の手引き」および当院スタッフの説明にしたがってください。治療方針や導入の可否は、必ず主治医にご確認ください。