【2026年10月26日】入荷した分のご予約が埋まったため、新しいご予約の受付を終了しました。注射のインフルエンザワクチンは、引き続きご予約を受け付けています。
― 2歳〜18歳のお子さんが受けられる、鼻にスプレーするワクチンです ―
当院の外来では、経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」の接種を行っています。注射ではなく、鼻の中にスプレーするインフルエンザワクチンです。
13歳未満のお子さんは、注射のワクチンでは2回の接種が勧められています。フルミストは1回で接種が完了するため、2回接種が必要な年齢のお子さんにとって、検討する価値の高いワクチンです。

フルミストとは
フルミストは、弱めたインフルエンザウイルスを鼻の中に吹きつける「生ワクチン」です。インフルエンザウイルスの入り口である鼻やのどで免疫がつくられ、インフルエンザにかかりにくくなります。国内では2024/25シーズンから使われています。
接種は、左右の鼻に1回ずつスプレーするだけで、数秒で終わります。鼻から深く吸い込む必要はなく、接種後にくしゃみをしたり鼻をかんだりしても、もう一度接種する必要はありません。
日本小児科学会の考え方
日本小児科学会は、2歳以上19歳未満のお子さんには、注射のワクチンとフルミストのどちらも同じように勧めています(ぜんそくのあるお子さんなど、注射をおすすめする場合があります)。
2回接種が必要なお子さんに、特におすすめする理由
1
1回で接種が完了
13歳未満の注射は、2〜4週間あけて2回受けます。フルミストは1シーズン1回。通院や日程調整の負担が減り、2回目を受けそびれる心配もありません。
2
注射の痛みがない
針を使わないので、注射が苦手なお子さんも受けやすいワクチンです。接種のときに泣いたり暴れたりする心配が少なくなります。
3
予防効果は注射と同程度
海外の研究では、注射とフルミストのどちらかがはっきり優れているという結果は出ておらず、同程度の予防効果があると考えられています。
※海外の研究では、フルミストでできた鼻やのどの粘膜の免疫や体の中の免疫が、注射のワクチンより長く続く傾向があり、お子さんでは最長1年ほど続いたという報告があります。ただし、そのぶん長くインフルエンザを防げるかどうかは、まだはっきりしていません。ウイルスの型は毎年変わるため、毎年の接種が必要です。
注射のワクチンとの違い
| フルミスト(鼻にスプレー) | 注射のワクチン | |
|---|---|---|
| 受けられる年齢 | 2歳〜18歳 | 生後6か月以上 |
| 接種の回数 | 1回 | 13歳未満:2回(2〜4週間あける) 13歳以上:1回 |
| 接種のしかた | 左右の鼻に1回ずつスプレー | 腕に注射 |
| ワクチンの種類 | 生ワクチン(弱めたウイルス) | 不活化ワクチン |
| 主な副反応 | 鼻水・鼻づまり、せき、のどの痛みなど | 注射した部位の痛み・赤み・腫れなど |
※13歳以上のお子さんは、注射でも1回の接種です。この年齢では「注射の痛みがない」ことがフルミストの主な利点になります。
フルミストを受けられない方・注射をおすすめする方
フルミストを受けられない方
- 2歳未満の方、19歳以上の方
- 妊娠している方
- 病気や治療のために、免疫のはたらきが低下している方
- 以前にこのワクチンの成分で、重いアレルギー(アナフィラキシー)が出たことがある方
- 接種の日に、37.5℃以上の発熱がある方
次にあてはまる方は、接種前にご相談ください(注射をおすすめすることがあります)
- ぜんそくがある、ゼーゼーすることがある(特に2〜4歳のお子さん)
- ゼラチンでアレルギーが出たことがある
- アスピリンなどの解熱鎮痛薬を、続けて飲んでいる
- 最近、インフルエンザの治療薬を使った(お薬によって、接種まで一定の期間をあけます)
- けいれんを起こしたことがある、持病がある
- 接種の日に、鼻水・鼻づまりがひどい
ご家族に、免疫が大きく低下している方がいる場合
フルミストを受けたあと、ワクチンのウイルスがしばらく鼻から出ることがあります。そのため、接種後1〜2週間は、免疫が大きく低下している方との密接な接触をできるだけ避けることになっています。抗がん剤治療中の方など、免疫が大きく低下しているご家族と一緒に暮らしている場合は、注射のワクチンをおすすめすることがありますので、接種前にご相談ください。
接種のあとに起こりやすいこと
鼻水・鼻づまり、せき、のどの痛み
かぜのような症状が出ることがあり、特に鼻水・鼻づまりは半数以上のお子さんにみられます。多くは数日でおさまります。発熱、食欲が落ちる、おなかの痛みなどが出ることもあります。
すぐに連絡が必要な症状
ごくまれに、重いアレルギー(アナフィラキシー)が起こることがあり、多くは接種後30分以内に起こります。じんましん、息苦しさ、顔色が悪い、ぐったりしているなどの症状があるときは、すぐに当院へご連絡ください。急ぐ場合は救急車を呼んでください。
接種の時期
ワクチンの効果が出るまでには、接種してから約2週間かかります。インフルエンザが流行する前に、できるだけ早めに受けることをおすすめします。
当院での接種について
| 接種の場所 | 外来で接種します (訪問診療での接種は行っていません) |
|---|---|
| 対象 | 2歳〜18歳の方 |
| 接種の回数 | 1シーズンに1回 |
| 費用 | 8,800円(自費の任意接種です) |
| お申し込み | 入荷した分のご予約が埋まったため、新しいご予約の受付は終了しました(2026年10月26日)。 |
| 付き添い | 保護者の方の付き添いが必要です |
| お持ちいただくもの | 母子健康手帳(お持ちの方) |
※19歳以上のご家族は、フルミストの対象外です。注射のワクチンをご検討ください。
フルミストと注射のどちらが合うかは、お子さんの年齢や体の状態、ご家族の状況によって異なります。迷われている方は、お気軽にご相談ください。
ゆずの木ホームクリニック
〒385-0021 長野県佐久市長土呂806番地5
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診療時間:月〜水・金 9:00〜12:00/14:00〜17:00、木 9:00〜12:00、土 9:00〜12:00(第2・第4のみ)、日祝休診
※本予防接種は任意接種です。ワクチンの効果や副反応について十分ご理解いただいたうえで、接種をご検討ください。
※参考:フルミスト点鼻液 添付文書・患者向医薬品ガイド/日本小児科学会「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方」(2024年9月)/厚生労働省「2026/27シーズンの季節性インフルエンザワクチンについて」/Mohn KG, et al. J Infect Dis. 2015(小児における経鼻生ワクチン接種後のB細胞・T細胞応答の持続)/Belshe RB, Ambrose CS, et al. Pediatr Res. 2010(接種後の時期別にみた経鼻生ワクチンと注射ワクチンの効果比較)。副反応の頻度は国内臨床試験にもとづく参考値です。
2026年10月 作成