― 生活のリズムや飲み込みの状態に合わせて、続けやすいお薬を選びます ―
骨粗鬆症の飲み薬には、毎日飲むもの、週1回・月1回でよいものなど、いくつかの種類があります。お薬によって、はたらきや飲み方の決まりが異なります。
当院では、骨折の危険性、ほかの病気やお薬、飲み込みの状態、服薬を手伝う方の状況などをふまえて、無理なく続けられるお薬を一緒に選んでいます。

主な飲み薬の種類
| お薬の種類 | 主なはたらき | 飲む回数 |
|---|---|---|
| ビスホスホネート アレンドロン酸、リセドロン酸、ミノドロン酸、イバンドロン酸など |
骨がこわれるのをおさえ、骨折を減らします。骨粗鬆症の治療で最もよく使われるお薬です。 | 毎日・週1回・月1回 (お薬によります) |
| SERM(サーム) ラロキシフェン、バゼドキシフェン |
女性ホルモンに似たはたらきで骨を守ります。閉経後の女性に使います。 | 毎日 |
| 活性型ビタミンD3 エルデカルシトール、アルファカルシドールなど |
腸からのカルシウムの吸収を助け、骨と筋肉を支えます。 | 毎日 |
| ビタミンK2 メナテトレノン |
骨の質を保つはたらきがあります。 | 毎日(食後) |
※血液をサラサラにするお薬(ワルファリン)を飲んでいる方は、ビタミンK2は使えません。※注射治療と組み合わせて、カルシウム・ビタミンDのお薬を飲むこともあります。
ビスホスホネートの飲み方の決まり
ビスホスホネートは、食べ物や飲み物と一緒だと吸収されにくく、のどや食道を傷つけないための決まりがあります。
起きてすぐ、朝食の前に飲みます
朝起きて、何も食べたり飲んだりしていないうちに飲みます。
コップ1杯の水で飲みます
水(約180mL)で飲みます。お茶・牛乳・コーヒー・ジュースや、ミネラルの多い水では飲まないでください。
飲んだあとは横にならない
飲んだあと少なくとも30分(お薬によっては60分)は横にならず、食事やほかのお薬もそのあとにします。
週1回・月1回のお薬は「飲む日」を決めます
カレンダーに印をつけたり、訪問看護や施設の方と飲む日を共有したりして、飲み忘れを防ぎます。
訪問診療ならではの工夫
お薬カレンダー・お薬ボックスの活用
訪問薬剤師と協力して、飲み方がわかりやすいようにお薬を整理します。
施設・訪問看護・ご家族と飲む日を共有
週1回・月1回のお薬は、誰が・いつ・どのように飲むのを手伝うかを決めて、関わる皆さんで共有します。
飲み薬が難しくなったら注射へ
飲み込みにくくなった、30分座っていられない、飲み忘れが続く…といった場合は、訪問診療で行う注射治療への切り替えをご相談ください。
こんなときはご相談ください
- 胸やけ、のどや胸のつかえ感がある
- 飲み忘れが続いている、飲み方がわからなくなった
- 抜歯など歯科の治療を予定している
- 太ももや脚の付け根に、これまでにない痛みが続く
- ほかの医療機関で新しいお薬が始まった
飲み薬について、わからないこと・気になることは、訪問の際にお気軽にご相談ください。
骨粗鬆症シリーズ(全5回)
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ゆずの木ホームクリニック
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2026年10月 作成